剛柔流に伝わる型と、その分解、応用について解説しています。
空手(動画)記事一覧
撃砕(ゲキサイ)
撃砕(ゲキサイ)第一、撃砕(ゲキサイ)第二は、剛柔流の開祖である宮城長順が創作した型で、多くの剛柔流道場では最初に習う型です。撃砕第一は主に握拳で行いますが、撃砕第二では開手を使用し、白鶴拳の影響が強く感じられます。
鶴破(カクハ)
撃破(ゲキハ)は、撃砕(ゲキサイ)をベースに高度にしたもので、古伝型の四向戦(シソウチン)、久留頓破(クルルンファ)などの技術が取り入れられており、古伝の基礎を学ぶための優れた入門型です。
砕破(サイファ)
砕破(サイファ)は、比較的短い型で、全日本空手道連盟の第一指定型でもあります。前半の技はほとんどが取り手に対する解手法で構成されていて、打撃技がある程度使えるようになった中級者に対して、指導する型です。
制引戦(セイユンチン)
制引戦(セイユンチン)は、剛柔流を習うと比較的前半で教えられる型だと思います。 四股立ちでの下段払い受けを多用し、蹴り技がない型ですが、機動性に劣る四股立ちを多用していると言うことは、すなわち、この型の技法のほぼすべてが解手法、つまり手を掴まれたときにそれを外して反撃するものとして応用可能であるこ...
十八手(セイパイ)
十八手は剛柔流の型の中では、十三手、三十六手等とは風格の異なった型で、剛柔流の中では最も十の要素が大きいと言われています。従って、中国南部ではなく、中国北部の型が伝わったのではないかとする説もあります。東恩流にはない型なのですが、宮城長順がどこから持ち込んだのかについては不明です。
四向戦(シソウチン)
四向戦(シソウチン)は、伝統的な剛柔流の動きと、白鶴拳から取り入れた動きが混在するユニークな型です。四向戦も東恩流にはない型で、更に宮城長順が誰から習ったのかも不明となっています。